空き家の相続を放棄するとどう…

空き家の相続を放棄するとどうなる?注意点とあわせてご紹介!

「相続放棄をしたから空き家の管理をしなくても良い」
この考えは危険です。
相続放棄をしてもなお、空き家の管理義務が残り続ける場合があります。

今回は、相続放棄をした後の管理義務についてご紹介していきます。
管理義務を手放す方法についても触れているので、空き家で悩んでいる方はぜひご覧ください。

□相続放棄すると空き家の管理はどうなる?

結果から話すと、空き家の管理義務はすぐには放棄されません。

「相続人ですらないのにおかしい」と思われる方も多くいらっしゃるでしょう。
確かに、相続放棄の意味は「初めから相続人ではなかったことになる」ことです。

相続人が全員、相続放棄をした場合を考えてみましょう。
空き家の所有者がいなくなってしまい、手入れが行き届かない結果、倒壊など近隣住民へ迷惑がかかってしまいます。

誰も管理する方がいないと国的には不都合なのです。
そこで、法律では、相続する方が決定するまでは、相続放棄した方にも「管理義務」が課せられています。

では、いつまでその管理義務は続くのでしょうか。

期間は空き家を「他の相続人」か「相続財産管理人」に引き渡すまでです。

この期間内、適切に管理をしておらず近隣の方へ迷惑をかけた場合、損害賠償請求される可能性があります。
相続放棄を行ったとしても、次の管理者が確定するまでは、きちんと手入れを行うようにしましょう。

□空き家を手放してみてはいかがでしょう!

管理義務から逃れるための方法として1つ、空き家を手放す方法があります。

1.売却の可能性を探る

*空き家の状態で売却

空き家が築年数20年以下の場合は中古一戸建て物件として売りに出せます。
築20年以上の場合は、建物価値がほとんどゼロなので、土地として売りに出します。

*更地にして売却

土地のみの方が需要が高く、売りに出しやすいです。

しかし、空き家を相続してすぐに解体することはやめておきましょう。
空き家の状態で売れるかもしれませんし、土地のみにしてしまうと固定資産税が高くなってしまいます。

現地調査をしてもらい、解体するべきかプロに聞いた上で決めましょう。

2.自治体などに寄付する

限られたケースですが、防災や環境保護などの目的で自治体が不動産の寄付に応じている場合があります。
お住まいの自治体に寄付できるかどうか一度確かめてみてはいかがでしょうか。

□まとめ

他の相続人がいない場合は、空き家の管理義務が残り続けます。
空き家にわざわざ出向いて定期的に手入れするのは時間も手間もかかりますよね。
賃貸に出すなどしない限り、お金を生み出してくれるわけでもありません。

そんな煩わしい空き家を、当社に売ってみてはいかがですか。
気になる方はぜひ、当社にご相談ください。

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