空き家の迷惑行為とは?近隣住民とのトラブルについても紹介します!
「両親から相続した家があるが、誰も住む予定がなく空き家になりそう」
「空き家に勝手に誰かが住み着いてしまったら、近隣の住民に迷惑をかけてしまうのではないか」
このような近隣住民とのトラブルを心配される方は、たくさんいらっしゃるでしょう。
そこで今回の記事では、空き家での迷惑行為についてご紹介します。
□空き家の問題を解決するのは誰なのか?
空き家の問題を解決する必要があるのは、空き家の所有者です。
基本的に空き家でトラブルが発生した場合には、その土地や建物に責任がある人がトラブルに対応しなければいけないことが、民法第717条により定まっています。
例えば、空き家とその土地を所有しており、その空き家内に勝手に誰かが住み始めたとします。
これは不法占拠にあたりますが、その勝手に住み始めた人を退去させるために交渉にいくのは基本的にその土地の所有者です。
もし、不法占拠者が近隣の住民に騒音や悪臭などの迷惑をかけた場合、たとえ不法侵入された被害者側であったとしても、交渉に行かなければなりません。
□近隣住民とのトラブルになりやすい原因とは?
1つ目は、空き家の倒壊です。
建物は人が使わなくなると、急速に老朽化が進んでいきます。
そのため、空き家は定期的に管理する人がいないと倒壊の危険性が高まります。
建物が倒壊してしまったら、周りの住民に迷惑をかけてしまうことは目に見えていますよね。
2つ目は、火災による延焼や建物の一部の飛散です。
世の中には、空き家だと認識するとゴミを捨ててしまう人がいます。
万が一、近隣で火災が起きてしまった場合、これらの不法投棄物は被害の拡大に影響してしまいます。
定期的に管理する人がいない空き家であれば、これらのゴミ問題に気づく人はなかなかいません。
また、火災の延焼にもつながってしまうため、ゴミ問題を管理することは非常に大切です。
3つ目は、害虫や雑草の発生です。
空き家をこれまでに見たことがある人は、庭を埋め尽くすほどに伸びきった雑草を見たことがありませんか。
雑草は空き家の敷地内で繁殖するだけでなく、周りの近隣住民の土地にまで足を伸ばします。
雑草があるところには、それらを餌とする害虫がやってくるため、害虫の被害にも同時に遭うことが多いです。
特にゴキブリやハチ、アリなどが発生する可能性が高いです。
□まとめ
今回の記事では、空き家で発生する可能性があるトラブルとその対応者が誰なのかについてご紹介しました。
この記事をぜひ参考にしてみてくださいね。