家の名義変更を勝手にされた!どのように対応すれば良いかをご紹介!
相続人が複数いると、様々なトラブルが起こる可能性があります。
その中でも、勝手に家の名義変更をされたというトラブルは後を絶ちません。
そこで今回の記事では、このような場合にどう対応すれば良いかについてご紹介します。
ぜひ最後まで見てみてくださいね。
□家の名義を勝手に変更されてしまった場合の対処法とは?
家の名義を勝手に変えられてしまうと、相続や家の所有権をめぐって大きな争いが家族や親族間で起こってしまう可能性があります。
そこで、名義を勝手に変更されていることに気づいた場合は、すぐに法務局で登記変更の添付資料を閲覧して、その書類を撮影するようにしましょう。
これは有印私文書偽装罪として告訴できるため、大きな証拠となります。
もし家の名義を変更した司法書士がミスをしていた場合、司法書士に対しても損害賠償を求められます。
名義を勝手に変更した際に、不正に委任状を偽装している可能性があります。
このような事態を防止するためにも、「不正登記防止申出」を出しておくのも1つの方法です。
この申請を出すには、条件をクリアする必要があります。
具体的には、印鑑証明書が盗難されて警察などの捜査機関に被害届を出している場合や、不正な印鑑証明書の交付を受けて、市町村長に無効になるように手続きを依頼した場合などです。
申出を提出するに至った経緯がきちんとしたものであり、かつ対応が必要だと判断されたときに申出を受け入れてもらえます。
□勝手に家の名義を変更された場合の所有権について
万が一、何者かによって勝手に不動産の名義変更をされてしまったとしても、登記名義の変更は無効な登記であるため、本当の所有者が所有権を失ってしまうということはありません。
しかし、1度不動産の名義を変えられてしまうと、本来の人物の名義に戻すのに時間がかかってしまいます。
新しく名義人になった人物が変更の協力を受け入れなかった場合、裁判の手続きも必要になってくるでしょう。
名義を勝手に変えられてしまった場合は、落ち着いて法的機関に相談するなどいち早く対応するようにしましょう。
□まとめ
今回の記事では、名義を勝手に変更されてしまった時の対処法についてご紹介しました。
名義を勝手に変更されてしまうとパニックになってしまいますが、然るべき対応をとることが大切です。
何かご不明な点や不安な点がありましたら、ぜひ当社までご連絡ください。
また、この記事をぜひ参考にしてみてくださいね。