相続手続きをしなかったらどうなるの?詳しく解説します!
「不動産の相続は必ずしなければいけないのか」
「不動産を相続しなかったらどうなるのか」
このようにお考えの方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回の記事では、不動産の相続手続きをしなかったらどうなるのかについて解説していきます。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
□不動産の相続手続きをしないとどうなるのか?
不動産の相続手続きをしなかった場合に起こることをいくつか紹介します。
1つ目に起こることは、遺産分割の複雑化です。
相続手続きを行わずに遺産を放置しておくと、相続人が増加していきます。
面倒臭いからと言って何代にも渡って相続手続きをしないと、相続人が数十人になってしまい、いざ相続手続きをしようと思っても大変です。
相続人が複数人いる場合、それぞれが納得しなければ遺産分割できません。
大勢の意見を一致させるのは至難の技ですし、時間も労力もかかります。
2つ目に起こることは、相続人の気持ちの変化です。
相続手続きを放置しておくと、これまで遺産分割に肯定的だった他の相続者の意思が変わってしまう可能性があります。
遺産分割の話し合いを進められたら、すぐに相続手続きができるように準備しておきましょう。
3つ目は、相続人の体調の変化により、相続手続きができなくなる可能性があることです。
相続者に高齢の方がいると認知症やがんなどの発症により、相続手続きがスムーズに進められないことがあります。
万が一、相続人が認知症になって正常な判断ができなくなってしまった場合、成年後見人の選出が必要です。
成年後見人を選ぶためには費用も時間もかかってしまうため、相続手続きが長期化してしまいます。
□相続手続きを放置すると大変なことに!
相続手続きの中には、期限が設けられているものがあります。
例えば、相続放棄は相続開始を知った時から3ヶ月以内に手続きを行う必要があります。
その他にも、相続した場合にかかる相続税は相続の開始から10ヶ月以内に行う必要があります。
手続きに時間がかかるようになると、その分家族や親族間でのトラブルも発生しやすくなります。
特に何人か相続人がいる場合、すべての人の意見をまとめるのは非常に大変です。
□まとめ
今回の記事では、相続手続きをしなかった場合に起こることについてご紹介しました。
相続手続きを面倒に感じてしまうこともあるかもしれませんが、手続きしなかった場合に起こることの対処はさらに面倒です。
相続した不動産を売却してしまいたいとお考えの方は、ぜひ当社までお気軽にご連絡くださいね。