空き家は放火が多い?空き家における火事の件数や放火されやすい家の特徴を解説!
出火の原因で最も多いのは何か、ご存じでしょうか。
実は、出火原因の第1位は放火です。
そして、放火の標的にされやすい建物の一つが、空き家です。
今回は放火されやすい家の特徴や、実際に火事が何件起きているのかについて解説します。
□火事の5件に1件は放火?空き家で放火が起きる原因を解説します!
平成24年における消防庁の調べでは、日本全国の総出火件数は、およそ4万件でした。
その原因のうち、およそ12パーセントは放火によるもので、断定はできないものの、放火が原因とされる事例も合わせるとおよそ20パーセントです。
その数、約8000件にも及びます。
では、なぜ放火が起きてしまうのでしょうか。
ここでは空き家の放火について解説します。
不審者は、住んでいない、管理されていない、と思われる家を標的に放火します。
理由は、人の目が届きにくいからです。
また、枯草やゴミなどが放置されていたり、散乱している家も標的にされやすいです。
放火以外でも、空き家で火災が起きる場合があります。
原因は主に、タバコのポイ捨て、ガス漏れによる爆発、配線機器のトラブルなどが挙げられます。
すべてに共通する原因が、空き家を放置していたからということです。
空き家では雑草などが放置されて伸びることで、タバコをポイ捨てした際に引火の原因となります。
ガス漏れや配線機器のトラブルは、設備の老朽化が進んでも、放置していたために異常が発生し、火災につながることで起こります。
意外な例として、ネズミが配線をかじって火災が起きることもあるので注意しましょう。
□あなたの空き家は大丈夫?火災が起きやすい空き家の特徴を解説します。
放火の標的になりやすい空き家は、管理が行き届いていない場合が多いです。
こうした管理不足の空き家は、不審者に侵入しやすいと思われ、放火の対象になってしまいます。
例えば、門扉がない、施錠されていない、人の目がない、建物の内外に可燃物がある、窓が施錠されていないなどといった空き家は侵入されやすく、放火されやすいです。
しかし、これらはすべて対策可能な原因です。
簡単に出来ることであれば、家の周囲に木くずや紙くずなどの可燃物は置かないようにする、夜間、家の周囲を照明で明るくして、人の目につくようにする、などの対策があります。
□まとめ
今回は、放火されやすい家の特徴や、具体的な件数について解説しました。
空き家の管理を怠ることが、いかに危険かご理解いただけましたでしょうか。
もし不安に感じた方は、まずは枯草やゴミなどを撤去することをおすすめします。