空き家になった実家にかかる維持費とは?放置する危険性もご紹介します!
「実家が空き家になる予定だが、維持するにはどのような費用がかかるのだろう」
このようなお悩みをお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
そこでこの記事では、実家を維持する際に必要な費用と空き家を完全に放置するとどうなるのかについて解説します。
ぜひ参考にしてください。
□空き家となる実家を維持する際に必要な費用とは
まず、空き家となる実家を維持するために必要な費用を紹介します。
1つ目が、税金です。
空き家であっても、固定資産税や都市計画税などの税金がかかります。
建物の特徴や敷地面積により金額は変動するため、事前に確認しましょう。
ただし、税金を支払いたくないからと、空き家を放置することです。
放置を続けると、後述するように税負担が大きくなるペナルティがあるので、注意しましょう。
2つ目が、光熱費です。
建物を利用しない場合でも、定期メンテナンスの際に使用するため、最低限の光熱費がかかります。
長期間住まず、空き家として維持する予定の方は、事前にプラン変更を行っておくと、金銭的ストレスや負担を軽減できるでしょう。
3つ目が、保険です。
建物に対する火災保険や地震保険など各種保険は、空き家として維持する際にも必要です。
こちらも光熱費と同じように、最低限必要なプランへの変更を行なっておくと、金銭的な負担が軽減されますよ。
□空き家を完全に放置した場合のデメリットとは
続いて、空き家を完全に放置した場合のデメリットをご紹介します。
1つ目が、特定空き家に指定され、税金の優遇がなくなることです。
空き家を長期間放置し、管理しなかった場合、自治体から特定空き家に指定されてしまうことがあります。
指定されると、居住用の建物に対して行われている固定資産税の優遇措置がなくなってしまいます。
そうなると、更地と同じだけの固定資産税を払わなければならず、その税額は最大6倍程度に跳ね上がってしまいます。
2つ目が、損害賠償を請求される可能性があることです。
建物を管理せずに放置すると、倒壊の恐れがある上、建物の一部が剥がれて飛来物が発生する可能性があります。
例えば、住んでいる家の屋根が飛んでしまい他の家の窓ガラスを割った場合は、不可抗力とみなされ、建物の持ち主に賠償責任はありません。
しかし、住宅の管理を行っていた場合は別で人災と認定され、損害賠償責任が発生する可能性があります。
屋根だけでなく、庭木の管理も同様で、衛生面の問題が発生すると賠償しなければならなくなるかもしれません。
これらが主なデメリットです。
建物の管理を怠り、周辺の住宅に迷惑をかけないためにも、空き家の状態で長期間放置しないようにしてください。
□まとめ
この記事では、空き家になった実家にかかる維持費と、放置する危険性について解説しました。
空き家となった家にも税金など様々な費用がかかることがお分かりいただけたかと思います。
実家が空き家になる可能性がある方は、早期に対策や手続きを行うようにしてくださいね。